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多言語グラフィックデザインの校正やネイティブチェックはどのように行われますか?
多言語グラフィックデザインにおいては、単なる翻訳だけでなく、完成したビジュアルのネイティブチェックは極めて重要です。
誤訳や不自然な表現はもちろん、文法ミス、表記ゆれ、文化的な違和感、さらにはデザイン上の誤読リスクまでチェックの対象になります。
当社における一般的なワークフローは以下の通りです:
- 翻訳完了後の初回レイアウト(仮組み)作成
各言語版をデザインに落とし込んだ段階で、文字量やレイアウトバランスを調整しつつ仮データを作成します。 - ネイティブ校正者による言語チェック
各言語に対応した校正者(翻訳者とは別の母語話者)が、表示された文章の意味が自然か、誤字脱字がないか、意図したメッセージが伝わるかを確認します。タイポグラフィによる誤読(例:I と l、rn と m の区別など)もチェック対象です。 - 文化的・視覚的なフィードバック
言語の正確さだけでなく、「この写真は好ましくない」「この配色は誤解を生む可能性がある」といった文化的観点の指摘も含まれます。 - 修正と再校
修正を反映したうえで、必要に応じて再校(再確認)を行い、最終確定データを作成します。
以上のようなプロセスを辿ることで、「翻訳されたデザイン」ではなく「現地で通用するローカライズされたデザイン」が完成します。
なお、複数言語を同時に展開する場合は、各言語のネイティブ校正者と制作側が密に連携し、共通フォーマット内での整合性を保ちながら進行する必要があります。言語ごとの違いを許容しつつ、ブランドの一貫性を維持する視点が求められます。
当社であれば、多言語DTPに関する多くのソリューションを提供できます。お気軽にご相談ください。