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コラム

知られざる香港〜香港料理ってどんなもの?

中華料理といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?

四川代表は麻婆豆腐や酸辣湯など、上海代表は小籠包や八宝菜など、北京代表は北京ダックや水餃子など。
いろんな料理があります。でも「香港料理」って一体何があるかご存知ですか? ぱっと思いつく方は少ないのではないでしょうか。今回はそんな知られざる香港料理についてお話しします。

 

中華料理の系統でいうと、香港料理は広東料理の中に含まれています。なので、一般的な伝統料理は広東料理とあまり違いはありません。しかし、香港特有の文化や歴史的な背景の影響から生まれた、香港独自の料理もあるのです。

 

1)避風塘料理(台風シェルター系料理)


昔の香港の漁業は発達していました。でも毎年夏は、台風が香港に大混乱をもたらすので、政府が台風シェルター(避風塘)を作りました。その後、香港の発展に伴う海の汚染などで、魚を捕まえにくくなった漁師たちは、台風シェルターに来て、陸上の人たちに向けて、自分達の特別な料理を売るようになりました。その中で最も有名なのは、唐辛子とにんにくまみれの海鮮料理、そしてこの「唐辛子とにんにくまみれ料理」が避風塘料理と呼ばれるようになりました。


2)茶餐廳料理


茶餐廳は香港発祥の特色あるレストランです。食事だけではなく、喫茶店としても扱われています。エッグタルト、ミルクティーをはじめ、中華料理、洋食も扱っています。朝早くから深夜まで営業していて、香港生活には欠かせないレストランです。茶餐廳料理は、エッグタルト、ミルクティー以外にも、バターパイナップルパン、香港風フレンチトースト、鴛鴦茶(コーヒーとミルクティのミックス)も代表的なメニューです。

https://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%B6%E9%A4%90%E5%BB%B3
バターパイナップルパン

 

3)屋台料理


昔、香港はどこでも屋台がありました。そこから様々な屋台料理が誕生しました。カレーフィッシュボール、バブルワッフル、砵仔糕(プッチャイコー)や碗仔翅(ワゥチャイチー)が、今でも大人気です。
中でも、バブルワッフルは、近年ニューヨークにおいて、インスタ映えで有名になりました。

バブルワッフル

 

書きながら、私も食べたくなってしまいました。(笑)
日本でも香港料理が食べられるレストランが最近どんどん増えてきているようですが、今はまだあまり知られてないので、興味がある人は、ぜひ食べてみて、香港通になってはいかがでしょうか?

S.R  香港人Webデザイナー

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