CJコラム

WordPressで勝手に作られる不要なコードやページを削除する方法

Web制作の知識がなくても、本格的なサイトが手軽に作れるWordPress。この記事をお読みの方の中にも、お使いの方がいるのではないでしょうか。
管理画面から記事を投稿するだけで自動でページが作られて便利な反面、知らないところでコードやページが生成されていることがあります。
そこで、WordPressサイトを持っているならぜひ確認しておきたい、WordPress で勝手に作られる「不要なもの」をご紹介したいと思います。

ソースコード編

主に<head>内に勝手に生成されるコード。
もちろん表には見えないですし、入れておいても問題はないのですが・・・。
個人的には、いざソースを見ると変なコードばっかりでうんざりするので、不要なものは消してすっきりさせておきたい派です。
もちろんいらないコードを省くことで無駄な読み込みを減らせます。(ただし減っても数KBくらいですが)

window._wpemojiSettings から始まるJavaScript&CSS

WordPressで絵文字を使うためのJavaScriptとCSSのコード。<head>タグ内の結構な範囲を占めています。
投稿で絵文字を使わないのであれば削除しましょう。(ページ容量が3KB削減できます!)

RSSフィードのURLを知らせるタグ

<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="フィード" href="http://example.com/feed" /> 	
<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="コメントフィード" href="http://example.com/comments/feed" />

RSSフィードを使用しないサイトなら削除しても大丈夫です。

WordPressのREST APIに関するタグ

<link rel='https://api.w.org/' href='http://example.com/wp-json/' />

こちらも不要であれば削除。

外部のブログ更新ツール用のタグ

<link rel="EditURI" type="application/rsd+xml" title="RSD" href="http://example.com/wp/xmlrpc.php?rsd" />

不要であれば削除。

ページの作成に使われたソフトなどを記述するタグ

<meta name="generator" content="WordPress 4.6.1" />

何のために・・・?不要なので削除。

Windows Live Writerというブログエディターを使うとき用のタグ

<link rel="wlwmanifest" type="application/wlwmanifest+xml" href="http://example.com/wp/wp-includes/wlwmanifest.xml" />

使わないのであれば不要なタグです。

不要コードの削除方法

上記のコードを消すには、テーマファイルのfunctions.phpに次のコードを記述します。
functions.phpは記述を間違えるとページが表示されなくなったりしますので、くれぐれも慎重に・・・。

remove_action('wp_head', 'feed_links', 2);	
remove_action('wp_head', 'feed_links_extra', 3);	
remove_action('wp_head', 'print_emoji_detection_script', 7);	
remove_action('wp_print_styles', 'print_emoji_styles');
remove_action('wp_head', 'rest_output_link_wp_head', 10, 0);
remove_action('wp_head', 'rsd_link');	
remove_action('wp_head', 'wlwmanifest_link');	
remove_action('wp_head', 'wp_generator');

※WordPress4.9.1で確認しています

プラグイン編

Hello Dolly

WordPressをインストールすると自動でついてくるプラグイン。
説明を読めば一目瞭然ですが、全く使いどころのないプラグインです。
(削除してないサイトを意外と見かけます・・・消していいんですよ・・・)

画像編

画像(メディア)を表示するだけのページ

記事を投稿するとページが生成されるのと同じように、ご丁寧に「アップロードした画像を表示するページ」が作られます。
画像ギャラリーなどがなければほぼ使わないページですし、うっかり検索からアクセスされても困るので、リダイレクト設定か404に飛ばす設定をして回避すると良いですね。

・記事ページにリダイレクトするプラグイン「Attachment Pages Redirect」
https://wordpress.org/plugins/attachment-pages-redirect/

設定(管理画面)編

サイトのキャッチフレーズ

変更し忘れることはないと思いますが念のため。デフォルトのままだとうっかりタイトルに入ったりして恥ずかしい思いをします。

まとめ

WordPressは良かれと思ってやっていることも、人間からしたら余計なお世話な部分があるのだなあ・・・とちょっとしみじみしてしまいました。
ここまで少々辛口気味に書きましたが、私はWordPress便利だと思います!

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