あなたは、物事が不確実であっても平気ですか?おそらくその答えには、あなたがどこの国の出身であるかということが影響するかもしれません。
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不確実性を絶対避けたい国がある
日本、ギリシャ、ロシアなどの国では、不確実性よりも、予測できることが強く好まれます。人々はきちんとしたルールがあることに安心して、同意を乱すような考えは混乱のもとだと考え、注意深く事前に計画を立てます。彼らは失敗や仲間はずれになること恐れて、リスクを取りたがらないのです。
たとえば日本では、ほぼすべてのことに対して決まったルールがあります。これらのルールは、さまざまな状況での衣服の着方や立ち振る舞い、儀式などに及びます。具体的には、婚礼や葬儀、また、3、5、7、60、70、77、80、88、90、99の歳になると行われる特別な誕生祝いなどがあります。公務員の多くが、前例のない仕事を避けようとしますし、多くの会社の幹部は、何かを決定する前に大変詳細な報告を求めるのです。日本では変化は起こりにくく、またゆっくりになる傾向があります。
その他多くの国では、不確実性とうまくやっていっている
デンマーク、中国、アメリカなどの国では、一般的に不確実性は問題なく受け入れられており、ルールを最小限にしておくことが好まれます。違いはすばらしいことと考えられて、同意にいたることはまれであり、人々は計画のほとんどない状態、または無計画でリスクを取ろうとします。なぜならそれは成功へと続く曲がりくねった道のりに勇気のある一歩を踏み出すことと見られているからです。
たとえばデンマークでは、ルールや予測可能性より、自由と自発性を好む傾向があります。計画や意見の変化は自然に起こることと考えられます。この柔軟性が、世界で最も自由なデンマークの経済市場の理由を一部説明しているかもしれません。
意見が合わないことに平気でいられますか?
ここで、2、3人のデンマーク人を連れてきて、ある話題について議論してもらうとしましょう。彼らは違う意見を言い合って、対立することには何も不満はないでしょう。一方日本人のグループであれば、対立することで起こる気まずさを避けるために、意見を一致させるでしょう。
日本人のグループにデンマーク人が一人いるという状況なら、そのデンマーク人は同意しなければという周囲からのプレッシャーを受けて気詰まりに感じるかもしれません。一方で、デンマーク人のグループに日本人が一人だけ入ると、意見の不一致にもやもやするかもしれません。もちろん、一人ひとりの性質はどの国であろうと違います。ただ、国や文化ごとに一般的な傾向というものは必ずあるのです。
国が違えば文化もさまざまというわけですね。