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日本語サイトのディレクトリやファイル名にある落とし穴

サイトのディレクトリ名やファイル名は半角英数字にする必要があるため、コンテンツの内容が分かる英語を使いますよね。
日本では一般的に使われている英単語でも、海外サイトでは少し問題のある場合があるので、注意が必要です。
日本のディレクトリ名をそのままページタイトルなどに流用した場合にどのような問題が発生するでしょうか?代表的なものをいくつか紹介してみましょう。

企業情報「CorporateまたはCompany」と「About us」

日本では「Corporate」や「Company」を使うのが一般的ですが、海外では「About us」を使う事が多く、トップページなどで使用するアイコンも、日本ではビルなどが多いのに対して、海外では複数の人を表したアイコンが使われます。
「About us」は自分たちのことを知ってもらいたいという気持ちが入っているのに対して、「Corporate」や「Company」はドライで事務的な印象を受けてしまうようです。また「About us」は単に会社の情報というよりは、会社について知ってもらうための、さまざまな内容が含まれます。日本人はあまり気にしない部分ですが、海外のユーザーの受け取り方は大分違いますので、十分考慮しましょう。

<日本サイトと海外サイトで、ディレクトリ名が違う例>
※単にディレクトリ名が違うというよりは、コンテンツ自体も違っています。

採用情報「Recruit」と「Career」

日本では採用情報は一般的に「Recruit」を使いますが、海外では「Career」を使います。「Recruit」は新卒採用の意味もありますが、もっと広く人を集めるという意味があり、兵隊を集める場合にも使われるため、海外の人にとっては違和感を感じるようです。また「Recruit」の主語は雇い主、「Career」の主語は働く人という違いもあり、そこも違和感を感じるポイントになっています。「Career」は能動的、「Recruit」はやや受動的な印象でしょうか。
日本でも最近は「Career」を使うケースが増えていて、若干「Recruit」という言葉自体が古くなってきているように思われますので、今後日本でも「Recruit」は使われなくなっていくかもしれませんね。

お問い合わせ「Inquiry」と「Contact」

問い合わせフォームによく使われる「Inquiry」ですが、「質問」の意味合いが強いので、会社や商品などについて、ユーザーが何か質問をしたい場合に使うコンテンツの名称としては正しい使い方です。「Contact」はもっと範囲が広く、電話番号や問い合わせフォームへのリンク、対応時間帯など、連絡方法を一覧にしているページなどで使われます。逆に連絡方法一覧ページなどでは「Inquiry」という名称は使わない方が無難でしょう。「Contact」のコンテンツ中に「Inquiry」が入っている場合は問題ありませんが、その逆は違和感を感じます。


何気なく決めてしまいがちな、ディレクトリ名やファイル名ですが、多言語化する際にそのままページタイトルに流用するとさまざまな問題が発生する場合があります。ページタイトルによって海外のユーザーが受ける印象がまったく違ってきますので、十分注意して名前を決めるようにしましょう。


T.N  Webディレクター

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