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コラム

Onigiriは「おにぎり」ではない?!

元々日本語だった言葉が英語として使われているのを知って、驚いた経験がある方もいらっしゃるかと思います。

そんな言葉は年々増えているようで、このたび新たにオックスフォード英語辞典(Oxford English Dictionary)に23の日本語由来の語が追加されたそうです。どんな単語が選ばれたのか見てみましょう。

 

donburi(どんぶり)

hibachi(火鉢)

isekai(異世界)

kagome(籠目)

karaage(唐揚げ)

katsu(カツ)

katsu curry(カツカレー)

kintsugi(金継ぎ)

kirigami (切り紙)

mangaka(漫画家)

okonomiyaki(お好み焼き)

omotenashi(おもてなし)

onigiri(おにぎり)

santoku(三徳)

shibori(しぼり、纈)

takoyaki(たこ焼き)

tokusatsu(特撮)

tonkatsu(とんかつ)

tonkatsu sauce(とんかつソース)

tonkotsu(豚骨)

tonkotsu(とんこつ)*昔の「煙草入れ」の「とんこつ」

washi tape(和紙テープ)

yakiniku(焼肉)

 

来日観光客の増加や海外での日本食の人気が高まるなかで、やはり食べ物系の単語が多いですが、金継ぎや切り紙、和紙テープなど日本の伝統的な手工芸の知名度も上がっているようですね。

 

私が個人的に、外国人の間で最近広まっているなと感じるのは以下の言葉です。

 

mochi(もち)
低カロリーでヘルシーなことと、独特の触感がウケてファンが増えているようです。

onigiri(おにぎり)
そこら中にあるコンビニで種類豊富に手に入り、街角でほおばる外国人をよく見かけます。

matcha(抹茶)
日本ではあらゆるスイーツに抹茶味があるので手に取る機会も多いのではないでしょうか。

tonkotsu(豚骨)
ラーメン人気はすさまじいですが、豚骨スープを好む外国人が多いようです。醤油文化ではない国出身の方にとっては、真っ黒な醤油スープよりもポタージュみたいな白い豚骨スープが抵抗なく受け入れられると聞いたことがあります。

 

日本語のままで通じるのはラク♪と思って会話の中でどんどん使っていただければと思うのですが、私は思わぬつまづきに遭いました。
「もち」や「おにぎり」と言うと、ノーノー、その発音は違う、と訂正されてしまったのです!
mochi「まうちぃ」 onigiriは「あにぎぃぅりぃ」 と言わなきゃ伝わらない、というのです。(その方はアメリカ人でした)

 

日本語なのに日本語で言ったら通じないというもどかしさ。
でも、考えてみれば外来語も私たちはカタカナ発音で使っていますから、それと同じです。

長い単語などは通じやすいと思いますが、短い単語は、母音が英語っぽくなり、アクセントもついてがらりと変わるなと思いました。
皆さんも、よく使う日本語由来の英語は事前に発音をチェックしておいた方が良いかもしれません。

 

 

【参考】
教員が協力しオックスフォード英語辞典に新たに23の日本語由来の語が追加(東京外国語大学)
https://www.tufs.ac.jp/NEWS/research/240402_1.html

 

K.I  コーディネーター

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