最近は中小企業も英語サイトを持つことが多くなってきました。
そこで、一流上場企業のグローバルサイトを見ていて、そこに使われる英文には傾向があることに気づきました。
当たり前の話ですが、決定権を持つのが日本人であることが多いので、面白みにかける英文なのです。
特にメインのキャッチコピーは、外国人にとっては目を引くものではないものが多く見受けられます。
そこで、ここからは筆者である私の独断と偏見で、面白いと感じたキャッチコピーを使っているグローバルサイトを紹介したいと思います。
今回紹介するのは以下の3社となります。
- アステラス製薬株式会社
- キヤノン株式会社
- 千代田化工建設株式会社
アステラス製薬株式会社 様
Local Contribution. Global Impact.
このキャッチコピーでは、LocalとGlobalの対比が分かりやすくていいですね。
対比していることは、形容詞+名詞の構図が同じなので明確ですし、その上、LocalとGlobalのように-alの部分で音を同じにすることで、リズミ感も出ています。
また、画像との整合性もよく、ローカルレベルで貢献することで、グローバルレベルでの変化をもたらすことが、みんなが地球を手で支える画像でも表されています。
欲を言えば、カルーセル抜きで製薬会社であることが、企業名、ロゴ、メインキャッチ、メイン画像から分かればなお、いいと思います。
キヤノン株式会社 様
The World. More Vibrant.
これ以上短くできないくらいに、簡潔。
さすがはグローバル企業といったところです。完璧とは加えるものがなくなったときではなく、削るものがなくなったとき、という格言がありますが、英文では特に同じことを伝えるためにより短くする方が文章として優れていると評価する傾向があります。キャッチコピーならなおさらのことです。
千代田化工建設株式会社 様
Energy and Environment in Harmony
簡潔なキャッチコピーと画像からエネルギー分野の企業であることが明確になっています。また、Energy and EnvironmentのEn-の部分が韻を踏んでいるのもいいですね。
ただ、少し使い古された感じのフレーズになっている点は微妙です。
Energy
Environment
Harmony
のようにandやinなどを取り払ってもよかったのかもしれませんね。
当社にはネイティブ社員も在籍しており、外国人に刺さるキャッチコピーの作成が可能です。グローバルサイトをご検討されている方はお気軽にお問合せくださいね。