翻訳とライティングの違い、みなさんは説明できますか?
翻訳とライティングは両方とも文章を書くことを意味しますが、その目的は全く異なります。
単純に言うと、「翻訳」は書かれた文章を別の言語で書き直すこと、「ライティング」は文章を書くことを意味します。
・「翻訳」の目的
原文の日本語をなるべく忠実に英語で再現することです。
構造的にも意味的にも原文の枠を越えてはいけません。つまり原文を100とすると、どれだけ上手に翻訳しても100以下にしかなりません。
・「ライティング」の目的
読者に伝わる文章、読者を惹きつける、共感を得やすい文章を書くことです。
つまり、原文が100だとしても、それを110や120のライティングに膨らませることも可能です。さらには、原文がなくても十分な情報があれば、ライティングを行うことができます。これは、「この様な趣旨の文章を書いてください」と日本人の作家やコピーライターに依頼することと同じだと考えれば、イメージしやすいでしょう。もちろん、常にライティングが100以上になるわけではありません。原文が良くないと、誤解や誤訳も起こりやすく、結果、伝えたいことが伝わらない文章に仕上がってしまうことになります。
このように、「翻訳」と「ライティング」は全く異なるものなので、使用目的に合わせて最適な方法を選ぶようにしましょう。
ちなみに、シトラスジャパンでは、「翻訳」も「ライティング」も対応しており、ネイティブライターとお客様との間に、バイリンガル人材のコーディネーターが媒介、監修しています。
コーディネーターである私は、理解できない点、意味があいまいな点は翻訳者、ライターになるべく質問をし、明確にしています。原文の意図を読み取って解釈した点に関しては、注釈をつけ、正しい文章に仕上がっているかをお客様に確認することで、品質を維持しています。