中華圏向けの越境ECサイトを作りたい!どんなデザインがいいか?(2)~台湾編~
香港出身のWebデザイナーS.R.です。
もし中華圏向けのECサイトを作りたかったらどんな現地人気サイトが参考すべきのかと前回は香港の人気ECサイトを紹介しましたが、今回は台湾の人気ECサイトを紹介したいと思います。
■Pchome↗︎
Pchomeは台湾最大、一番人気なECサイトです。
取り扱い商品の範囲が広いです。このサイトを見ると、少し時代遅れの感じがするかもしれません。デザインの参考にはおすすめではないかもしれませんが、バナーのフォントやサイトで使われた色などにはいくつかポイントがあります。使われている色は、赤やオレンジなど派手な色で、とても目立ちます。まるで「買おう!買おう!」って言っているみたいに感じます。バナーのデザインも楽しく、賑やかな雰囲気が出ています。値段はイタリック体で表示しています。この文字からも「早く!(買おう)」と消費者の心を駆り立てるような感じ伝わってきます。
■momo購物網↗︎
MOMOは幅広い商品が選択できるサイトです。
先程紹介したのPchomeと違って、こちらサイトのレイアウトは今どきの中華圏のECサイトで常に見られるのレイアウトです。ファストビューにメインビジュアルがあって、左右は特別なコーナーがあります。先程のサイトよりサイト自体に使われた色数は少なくて、文字は大きく、よりモダンなデザインです。しかし、こちらも先程のサイトと似たようなデザイン要素があり、赤やオレンジ色を主な色で使い、イタリック体の飾り文字など、同じく賑やかな雰囲気ですね。
■蝦皮購物(Shopee Taiwan)↗︎
Shopeeはシンガポール発のECサイトです。
マレーシア、タイ、インドネシア、台湾などで展開しています。この数年の間に台湾でどんどん人気を得ています。これまで紹介したのサイトと同じ取り扱い商品は多数、使われた色はオレンジがメインです。しかし、こちらのサイトはアイコンをメインにして、パーツ間のスベースも十分、色数がより少ない、とても読みやすいです。
この三つのサイトを見ていると、台湾のECサイトは暖色系を使って、楽しい、賑やかな雰囲気を伝うのが主流だと分かります。
前回紹介した香港のECサイトとは違い、こちら三つのサイトは取り扱い商品範囲が広く、多数の商品が一つのサイトに集中しています。
台湾の消費者は一つのサイトで買い物を済ますほうが好きなようですね。
次回はいよいよ最終回、中国編!
お楽しみに。