CJコラム

殻付き⇔殻なし。正反対の意味でも英語はshelled?

食べ物の中には皮や殻のついたものがあり、食べるときにはそれをむいた状態にします。

皮をむいたリンゴはpeeled apple。
peel は果物や野菜の皮、という名詞のほか、「皮をむく」という動詞でもあるので、peeledと過去分詞形にすることで皮をむいた、という意味になります。peeler ピーラー、はキッチンでもおなじみの調理器具になので、ピンときた方も多いでしょう。

皮はさておき、殻の場合は何と言うのでしょうか。

殻は英語でshellです。
食べ物についている殻のほか、貝殻もshellで表します。
そしてpeelと同じように動詞の意味もあり、動詞のshellは「殻をむく」という意味で使います。なので、殻をむいた状態を表したいときはshelledを使います。

 

shelled peanuts 殻なしピーナッツ
shelled shrimp むきエビ
shelled oyster むきガキ

そしてその反対は、

unshelled peanuts 殻付きピーナッツ
unshelled shrimp 殻付きエビ
unshelled oyster 殻つきカキ

でも何となく、shelledという語からは殻でおおわれている、もしくは殻がついているというというイメージがわいてきませんか?
それもそのはず、実際、shelledには殻のついたという意味もあるのです。

hard-shelled peanuts  堅い殻のピーナッツ
brown-shelled egg 茶色い殻の卵
shelled animal 殻を持った動物

 

 

正反対の意味を持つなんてややこしい!
う~ん、このshelled、さすが固い殻だけに、取り扱いもなかなか手ごわいですね!

 

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