CJコラム

販促物のデザインと色の配色について

パンフレットなどの販促物を制作するときのポイントの一つに「配色」があります。色には様々な心理効果があると言われています。
デザインの世界では「色」や「配色」に関する高度な専門知識を必要とする理論があります。

そういった理論や知識についてはプロのデザイナーの領域として、ここでは、「色の組み合わせ」「配色」を効果的に利用する事で販促物の商品をより魅力的にみせたりすることが期待できる。そんな「配色」(色の組み合わせ)で表現できるイメージをいくつか紹介したいと思います。

◎爽やさや清涼感をイメージした配色例
緑みのある青や青紫に色の組み合わせは「爽やかさ」「清涼感」が表現できます。「夏物商材」や「飲料」などの商品に適しています。

◎ナチュラル感をイメージした配色例
自然界にある色を組み合わせて「ナチュラル」なイメージを表現します。たとえば木・草・土・日差しなどを感じさせる色を使います。「天然成分の化粧品」「女性向けの衣料品」などの商品に向いています。

◎子供向けの明るいポップな印象の配色
黄色やオレンジを基調とした色の組み合わせは「明るい」イメージを印象付けることが出来ます。子供向けやファミリー向けの商材などに使用すると効果があります。

◎高級感やゴージャス感を演出する配色
高級感の演出には黒や重量感のある暗さの近い色を使っていくと効果的です。また、グラデーションのアクセントにゴールドやピンクなど使う事もおすすめです。

◎カラーユニバーサルデザイン
最後に「カラーユニバーサルデザイン」のお話を。
色の見え方は人によって違いがあり、全ての人が同じ色を感じている訳ではありません。多様な色覚を持つさまざまな人に配慮して、全ての人に情報が正確に伝わるように配慮されたデザインをカラーユニバーサルデザインと言います 。
例えば、電光掲示板などのサインボードで黒い背景に赤いランプで文字を表示しても暗く感じて見えにくい場合があります。こうした場合は、ランプの色を黄色や白にすると見やすくなります。

出典:東京都カラーユニバーサルデザインガイドラインより。

 

この様に、販促資材でも資材を使用する人の立場に立って、カラーユニバーサルデザインに配慮することにより、全ての人に美しく感じられるデザインで情報を正確に伝えることが出来るようになります。

いかがでしたか?配色の組み合わせ(パターン)はまだまだ沢山あります。販促物のイメージにあった配色は何かデザイナーさんに相談して、より良いものを制作してくださいね。

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