突然ですが、Facebookの投稿で、とある投稿記事のリーチ数だけが不自然に低くなっていることってありませんか?
先日、当社のFacebookページのインサイトデータにもそんな不明データが混在していました。他の記事はそこそこ数値が伸びているのに、なぜこの記事だけが…?
というわけで、今回は特定の投稿記事だけリーチ数が下がる原因を調べてみました。それでは早速いってみましょう!
(注:記事は2020年8月時点のものです。Facebookのアップデートによりに仕様が変更になる可能性があります。予めご了承ください。)
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【目次】
1.Facebookのリーチ数とは
2.検証してみた
3.原因は
4.まとめ
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1.Facebookのリーチ数とは
まずはおさらいから。
リーチ数とは、Facebookページの投稿がファンのタイムラインに表示された数のことです。リーチ数が多ければ多いほど、多くのユーザーに投稿が見られていると言えるでしょう。ちなみに、ユーザーのタイムラインに表示(リーチ)される順番には、「ハイライト」と「最新情報」の2種類あります。
①最新情報
文字通り、投稿が新しい順に並ぶ表示のことです。
友人の近況や、ファンになっているFacebookページ記事が投稿された順番で表示されます。
②ハイライト
acebook独自のルール=アルゴリズムによって表示される順番が決まります。
この「ハイライト」表示がFacebookのデフォルト設定になっているため、私たちがタイムラインにアクセスして優先的に目にするのは基本、「ハイライト」の情報になります。
つまり、facebookページに投稿しても、facebookのアルゴリズムに即した投稿でなければ、ユーザーに読んでもらえない=リーチ数が伸びない可能性が高いんですね…。
2.検証してみた
Facebookの投稿で、特定記事のリーチ数だけが下がる原因は主に以下の3点が考えられます。
(参照記事:Facebookページのリーチが落ちる原因と対策https://column.cocoreview.com/1640)
①ユーザーからのネガティブなフィードバックがある
②短期間のうちの過度な回数の投稿
③Facebookから低い評価を受けている
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まずは①。
ユーザーからのフィードバックは、インサイト>投稿の詳細から確認することができます。
投稿のパフォーマンス エリアに、ネガティブなアクションやコメントがないかチェック。見たところ否定的な意見は4件だけなので、これが直接の原因ではなさそうです。
次に②。
具体的には、1日の投稿数が複数回を越えると、パフォーマンスが下がると言われています。要するに、情報を多く発信するだけではFacebookは有益な情報とみてくれないのですね。
投稿の頻度が高いページほど、タイムラインに記事が表示される割合が減り、その結果ユーザーのアクションにつながりにくくなる傾向があるようです。
ちなみに、この日の投稿は1回だけなので、これも原因から除外してよさそう。
で、最後に③。
1.でもお伝えしましたが、投稿の表示順はFacebookのアルゴリズムによって調整されています。
主な指標は以下の4つ。
この4つを軸にさまざまな要素がからんで評価付けがされているわけですが、消去法でいくと、原因は、4つのいずれかの項目でFacebookの評価が低かった線が濃厚ですね…。
3.原因は
結論からお伝えすると、今回は4つの指標のうち「誰が投稿したか」の評価が低かったことが原因かと。理由は投稿日が祝日だったこと。
Facebookはもともと個人同志のコミュニケーションツールを目的として開発されたサービスなので、「企業やブランド」の投稿よりも「友達や家族」の投稿を優先してリーチさせる方向性を強化※しているんですよね。つまり今回は、「企業」発信の情報を、より個人間のコミュニケーション情報が優先されるべき「祝日」に投稿したことでFacebookの記事評価が下がったと考えることができます。(※Facebookニュースルーム
Facebook、企業やブランド、メディアの投稿よりもユーザーの友人や家族の投稿が優先される表示に変更https://about.fb.com/news/2018/01/news-feed-fyi-bringing-people-closer-together/)
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
Facebookはアルゴリズムをつど変更していくため、運用は試行錯誤しながら進めていくしかありません。企業のFacebookページは、個人のページに比較するとリーチ数で不利になってしまう可能性もありますが、ユーザー層により多く読んでもらえる記事を地道に発信していく…ということが、一番の近道なのかもしれませんね。
またなにか新しい情報がありましたら今後もこのコラムで紹介していきますね。
それではまた!