24年2月、米Gartner社は、AIチャットボットなどによって、「検索エンジンのボリュームが2026年までに25%減少する」というレポートを発表しました。
安易な考え方ですが2年で25%なので、4年後は検索エンジンを使った検索が今より50%も少なるという計算もできると思います。
いわゆる検索エンジンの代替になるのではないか、と注目されているのが対話型AI検索エンジン(または回答エンジン)です。「Bing」や最近なにかと話題の「Perplexity(パープレキシティ)」などが、それにあたります。
試しに、「Perplexity」を使ってみました。
「日本人口の推移はこれからどうなるの?」という、ちょっと怪しい日本語で質問しても以下の通りに回答をしてくれます。回答の基となったWebページへのリンクを示しています。
※日本語で質問して、英語で回答されるケースもあるそうです。
お金を掛けてSEO対策を実施しても、このAIの回答にピックアップされなかったら、Webページへの流入が見込めないということになります。また、ピックアップされたとしても、欲しい回答は既に提示してくれているので、結果的に流入に繋がらない、ということも考えられます。
つまり、上記のサービスが台頭してくることによって、SEO対策は衰退していき必要なくなるのではないか?と感じた方が多いかと思います。
個人的な結論としては、SEO対策は衰退していくことになるかもしれないが、必要なくなることは無い、と思います。
欲しい情報にたどり着く方法として、検索エンジン以外にXやInstagramなどSNSの「ハッシュタグ検索」を用いる方も存在しているので、手段の1つとして新たに「対話型AI検索エンジン」が追加されるだけなのではないかと、考えております。
検索エンジンを擁護するつもりは無いですし、ちょっと違うのかもしれませんがレトロブームで、フィルムカメラやレコードが流行っているように「少し手間がかかるけど、それが良い」みたいなノリで、検索エンジンは在り続け、一定のSEO対策は必要になってくると考えています。