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コラム

答えはすべて自分の中にある~コーチングを受けて~

突然ですがみなさん、「コーチングとは何か」説明できますか?

プロスポーツの世界ではコーチの存在は不可欠で、その手腕で選手の成績も大きく変わってしまい、すぐれたコーチ無しで世界トップクラスに定着するのは難しいと言われていますね。テニスの錦織選手や大坂なおみ選手が世界ランキングを上げたときも、コーチの指導方法が話題になりました。
同じように、企業の経営者やビジネスマンも、業績を伸ばすためにコーチをつけるケースが増えているようです。
スポーツの世界のコーチをイメージすると、ビシビシしごかれて成績を伸ばす、という風に考えてしまいますが、実際にはまったく違うアプローチで成果を出していくのがコーチングです。

 

コーチングとは・・・
コーチングは対話を重ねることを通じて、クライアントの目標達成を支援するプロセスです。
「コンサルティング」はクライアントの問題解決のアドバイスを行いますが、「コーチング」は、対話・問いかけにより、クライアントが自ら考え、答えを探索することを支援します。
アドバイスは役に立つものですが、「受け身」になりやすく、継続性が弱いこともあります。一方、自ら考え手に入れた「答え」は、モチベーション高く取り組むことができ、継続性も高いので、成果につながりやすいという側面があります。あくまで主体は自分、コーチとの対話の中で、答えを探索していくプロセスがコーチングです。

ここからは実際、コーチングを受講した私の実体験を基にお話しさせて頂きます。

■コーチングを受ける前
今までもいろいろな研修プログラムを受けたことはありますが、それにより成果が実感できたことはありませんでした。
今回もちょっと面倒なプログラムをうけてしまったな~と、モチベーションは高いとは言えませんでした。

■コーチング開始前
コーチングで一番重要なのは、あくまで自分で進んで受けるという意思とモチベーション。まずその点について、担当のコーチから伝えられます。
何かを教えるアドバイスをする、ということではなく、毎回のセッションのテーマを自分で決めて、自分で目標設定を決めて、主体となって行ってください、という誓約書を確認します。ここで、通常の研修とは違うパターンなんだな、といことが漠然と理解できました。

■プレコーチング
コーチングが始まる前に「プレコーチング」があります。
まずはコーチがクライアントの事を知り、関係性を築くのがプレコーチング。よく分からない状態で始まったプレコーチングは、なんとなく雑談で自分のことを話しただけ、という印象で終わりました。後から考えると、関係性を築く重要なステップだったんですね。

■電話でのコーチング
プレコーチングは対面で行いましたが、コーチング・セッションは電話でも大丈夫ということで、2回目以降電話で行うことにしました。事務所内では周囲の音で聞こえないケースもあるので、会議室を押さえて、電話機のマイクとスピーカーをオンにして、電話会議の形式で実施しました。電話でのコーチングというとちょっと手を抜いたように感じますが、実際にやってみると対面より会話に集中できることが分かりました。対面の場合、目から入ってくる様々な情報で対話に集中できないシーンもありますが、電話の場合、30分集中してコーチングを受けることができます。

■最初の数回
自分でゴールを決めてそれについて目標達成のための会話をする。といっても、何をゴールにすれば良いか、そう簡単には決められません。必ず開始時にその日のテーマを決めて、そしてそれについて対話を行い、そして自分で自分の最終目標について考えます。最初の数回は、行ったり来たりで、なかなか前に進まないイメージでした。

■だんだん自分の中から答えがでてくる
しかしながら、数回行うとだんだんゴール設定が絞られてきます。
そして、コーチからの質問もフォーカスが当たってきて、今まで「もやもや」考えていた事を言葉として人に話すことで、自分の中で整理ができてきます。漠然としていた考えの輪郭ははっきりしてきて、必要なものと不要なものも明確になってきて、目標としてはっきり見えてくるようになります。

「なぜそう思うのですか?」
「そのなかで一番重要と思うのはなんですか?」

と問いかけられて、改めて自分で自分の想いを整理し、プライオリティをつけて、目標へのステップをまとめることができました。
ただ、話しているときは輪郭が明瞭になっても、時間が経つとすぐにぼやけるので、セッションが終わったら、自分の考え方をテキスト化しておく、ということも重要でしたね。
また、セッションの間を開けてしまうと、まとまりかけてきた考えを忘れてしまったりするので、なるべく短い間隔で進めることも重要なポイントだと思います。

■一度自分で出した答えはずっと残る
人からのアドバイスはすぐに忘れてしまったり、やらされていることはなかなか長続きしないものですが、自分で考えて導いたゴールは、自分の中にずっと残ります。そして、最終ゴールに対して立てた途中目標や実現のための要素は、ひとつずつ実行することで、どんどんブラッシュアップされます。それが、自分の中でのルーチンワークになれば、目標に向かっていくスピードも早まっていくのではないでしょうか。

■自分への問いかけを継続する
コーチングそのものは通常、規定回数で終了になります。
ただ、自分への問いかけに対して答えを導き出すというプロセスが身についたら、それを継続していくことも可能です。常に自分のゴールを意識して、いつでも見返せるところに置いておくと、迷ったときの羅針盤になってくれると思います。

 

ある程度コーチングの基礎知識があって、という前提ですが、参考になる書籍とアプリを紹介しておきます。

 

書籍:「良い質問」をする技術。粟津 恭一郎著
スマホアプリ:AIコーチングbot "Rabby(ラビィ)
Hello, Coaching!

最近、フリーのコーチングなどで少々怪しいサービスも出てきているようですので、コーチングを受けられるのであれば、グローバルスタンダードのコーチングを実施しているところをおすすめします。

T.N  Webディレクター

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