知っておきたい、英文の改行と段落分け
皆さんが日本語の文章を書くとき、改行や段落分けで意識しているルールや基準はありますか?
一行あたりの文字数が少ない方が読みやすいかな、と思って頻繁に改行したり、文が増えてきたからそろそろ新しい段落にしよう、など感覚的に書き進める方はわりと多いのではないかと思います。私も実際、このコラムをそのような感じで書いています。
でも、英文を書くときは少し別の視点を取り入れるといいかもしれません。
まず改行についてです。
日本語の場合、読点(、)で文を区切って改行することが少なくありません。スマホの小さい画面でも読みやすくなるようにという配慮も垣間見えます。ところが英文では、文の途中で区切って改行することはせず、文頭からピリオドまで一気に書きます。行の端から端までを使い、一行に入りきらなければ次の行へ折り返されます。英文を書くときは、文の途中のカンマ(,)で区切りすぎないように注意したいですね。
次に、段落分けについてですが、意識すべきポイントとして以下のような基本的なルールがあります。
“one paragraph, one topic” 一つの段落には一つのトピック
例外はもちろんあるのですが、基本的にはこのルールに沿って文章全体の構成を考えます。読む方も、そのように整えられた文章だと読みやすく感じるわけです。一つの段落でごちゃごちゃと文を書き連ねたり、もしくは一つのトピックや考えを意味がないところで区切って段落分けしない方がよさそうですね。
機械翻訳や、一般的な翻訳者による作業では日本語の原稿の字面だけを英語に置き換えるので、文章の構成が日本語に基づいたままになっています。構成までを英語らしく整えるひと手間を入れれば※、段違いにプロらしい英文になります。
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最後に、段落分けの例をお示しします。少しでも参考になればうれしいです。
Baked Japanese sweet potato (yaki imo) is one of my favorite foods. It’s as sweet and tasty as candy, yet healthy.
If I had to survive on three foods, I would choose milk, yaki imo and eggs. Milk and eggs are also delicious and highly nutritious.
I usually buy hot, already baked yaki imo at Family Mart or Don Quijote. But friends tell me it’s cheaper to buy sweet potatoes at supermarkets and cook them at home in a microwave.