今年も沢山の訪日外国人の方を見かけますね。中国や韓国などの東アジアからだけではなく、欧州、南米など世界中から訪れています。
今年は、秋のラグビーワールドカップ、来年はオリンピックと、さらに多くの方が来日するでしょう。
こうした現状を踏まえた一つに、タバコの問題があります。
東京都では東京オリンピックがある2020年の春に「受動喫煙防止条例案」を全面的に施行します。
規制内容は基本的に、公共機関の施設内と周辺での禁煙、飲食店内での禁煙となります。
公共交通機関も同様です。
但し、これはあくまでも東京都の条例です。国の条例とは違いがあります。
簡単にまとめると、公共機関では国は敷地内禁煙(屋外喫煙所の設置は可)となっていますが、東京都では禁止です。
つまり東京都のローカルルールということになります。
それでは世界の国々ではどうなっているのでしょうか?
欧州では、主に公共施設では禁煙ですが、屋外では喫煙可能。飲食店では店内は禁煙だが、店外の喫煙が可能。と言ったものが主流のようです。
アジア各国ではシンガポールなどは、基本的に屋根がある室内では全面禁止。屋外でも指定されている場所以外は禁止です。
この様に各国、各地で喫煙のルールや条例は異なっています。
自分が過ごしている地域のルールのまま、習慣で禁煙と規定されたところでも喫煙をしてしまったり、行動を起こしてしまうことが多くなるのではないでしょうか?場合によっては、公共施設や飲食店でトラブルが起こる事もあるでしょう。
トラブルの原因は意図的にルール違反をしているのではなく、その地域や場所のローカルルールを訪日外国人が知らないことに寄るでしょう。
こうした事は喫煙以外の事象でもよくおこる事です。
基本的に、訪日外国人が日本のローカルルールを知らなかったり、常識の違いが故に起きていることです。
まずは、しっかりとローカルルールを伝えることが大事です。
例えばルールを説明したポスターを目のつくところに張り出したり、外国人の方に丁寧に説明することが肝要になります。
その際、英語の記載があれば大丈夫!
ではありません。
可能な限り、多言語のコミュニケーションをとる事を考えましょう。
大体の外国人は伝えてあげると実行してくれます。
訪日外国人と日本人の両方が気持ちよく共存できる環境を用意したいものですね。